施工要領

【施工】ダウンライトの開口間違い、大きすぎ・広げたい時の対処法【開口補修】

2022年11月3日

ダウンライト開口サイズ変更

ダウンライトや非常灯の取り付けの際、ボード開口の寸法を間違えることってたまにありますよね。

違うサイズのダウンライトが混在している部屋などで、フリーホルソーの刃の位置を調整し忘れてそのまま開口してしまったなどです。

また、照明器具の改修工事などで新設器具との開口が合わないなんてこともあるかと思います。

開口が大きすぎた…小さすぎた…そんなときの対処法を解説いたします。

 

開口が大きかった場合の対処法

改修工事はリニューアルプレート

照明器具改修工事などで既存の照明より新設照明器具のが小さい場合がありますよね。

ダウンライトのサイズ違いで天井の改修までしていまうと膨大なコストがかかってしまいます。

そのような場合は基本的にリニューアルプレートを使用します。

リニューアルプレートを取り付けてからダウンライトを付ければ、開口の隙間がなくなり綺麗に収まります。

各メーカーから販売されていますので、新設ダウンライトに適合するものを確認してみてください。

 

新築施工時の前提条件

開口が大きかった場合は、開口を狭めたいということですね。

この場合、ボードの補修が必要になってきます。

おおまかな方法としては、開口してしまったボードをそのまま復旧して正規の開口寸法で開け直します。

まず、前提条件としてはボードが仕上がっていない場合に有効となります。

ボードがペンキやクロスで仕上がった後に開口してしまった場合は、仕上がりの補修が必要になりますので必ず仕上がる前にボード開口しましょう。

ボードが仕上がった後に開口して間違えてしまった場合は電気屋の手ではどうにもならないので、仕上げ業者(クロス屋さんやペンキ屋さん)に補修をお願いすることになります。

仕上がっていなければ一応セーフですので次に説明していきます。

手順①下地を作る

まず、開口したボードを復旧しないといけませんのでボードを支持する下地を作りましょう。

下地材はボードが支持できれば何でも大丈夫ですが、できればLGS材よりも木材をおすすめします。

理由はビス止めが簡単だからです。

桟木などの木材を2本、間違えた開口より少し長いくらいに切断します。

用意した桟木をボードの裏に乗せ、桟木を表からビスで打ちます。

注意ポイントは、次の工程で正規の穴を開けますが、穴を開けた際に下地が開口から出ないようにしないといけません。

そのため、正規の開口寸法のスペースを木材と木材の間に確保します。

これで下地ができました。

下の図の茶色い部分が下地となります。

二箇所の下地だと心配という場合は2面を追加して4箇所にしてもいいかもしれません。

ボード下地作りイメージ図

手順②ボードを復旧する

間違えて開口してしまった、丸いボードは捨てないでくださいね。それをそのまま復旧しますので。

もし捨ててしまったら産廃置き場からボードを拾ってきて、同じ大きさで丸く開口しましょう。

丸いボードを開口部にすぽっとはめます。

先ほど作った下地に丸いボードをビスで打ちます。

これでボードが復旧されました。

ちなみにダウンライトの寸法間違いではなくて、完全に開口位置を間違えた場合はこの状態で完成となります。

手順③正規の寸法で開口する

ボードが復旧されましたので、正規の寸法で開口します。

開口にはフリーホルソーを使用します。

おすすめフリーホルソーについてはこちらの記事を参照ください。

【穴あけ】ダウンライト開口の必須工具!おすすめフリーホルソーと使い方紹介【ダウンライトカッター】

復旧した丸いボードの芯に最初に開口した際のドリルの穴がありますので、再度その穴に合わせて開口します。

開口部を確認し、下地が開口からはみ出ていなければ完成です。

最後に最初の開口の淵やビス部分をパテで埋める必要があります。

こちらはクロス屋さんが担当になりますので、パテ補修の依頼として一言声かけをしておきましょう。

 

開口が小さかった場合の対処法

パイアップ治具が大活躍

開口が小さかった場合は穴を広げる作業となります。

この場合はボードが仕上がった状態でもなんとかなり、開口が大きかった場合よりも簡単です。

仕上がっている場合は、正規の穴を開口する際にボード粉で仕上げ面を汚さないように注意しましょう。

開口を広げる場合、フリーホルソーを使おうとするとすでに開口されているためドリルの芯棒(キリ)が固定できないので、フリーホルソーが安定せず開口することができません。

その場合、効率的に作業するために未来工業の「パイアップ治具」を使用します。

他の方法は、周囲に広げたいサイズの開口墨をけがいて回し引きで切ったり、ボードをはめ込み芯棒を固定できる状況を作ったりと色々な工夫がありますが、圧倒的にパイアップ治具を使用した方が時間的にも手間も短縮できます。

FH-125Fには使用できませんので、FH-150以上のフリーホルソーで使用します。

また、未来工業製ですが他のメーカーのフリーホルソーにも問題なく使用できます。

パイアップ治具の使用方法

使用方法はとても簡単です。シャフトとプレートの二つの部材があります。

手順①

まずシャフトをフリーホルソーの心棒(キリ)に取り付けます。

手順②

シャフトにプレートを取り付けます。

プレートは75φ、100φ、125φ、150φ、175φの5サイズが付属していますので、間違えた開口サイズのものを取り付けます。

手順③

プレートを開口穴にはめ込み正規のサイズをフリーホルソーで開口します。

開口前にフリーホルソーの刃の幅を確認しましょう。

パイアップ治具使い方

 

まとめ

まとめ

  • 開口が大きい場合は一度ボードを復旧する
  • 開口が小さい場合はパイアップ治具を使用する

いかがでしたでしょうか。

開口ミスをしてもなんとかなるものですね。

でも、一番は間違えないことです。

こちらの記事が現場のお役に立てれば幸いです。

それではまた、ご安全に!

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