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【穴あけ】ダウンライト開口の必須工具!おすすめフリーホルソーと使い方紹介【ダウンライトカッター】

フリーホルソー

フリーホルソー(ダウンライトカッター)はダウンライト開口には必須級の工具です。

一個の開口でしたら、回し引きで対応できますが数十数百と開口数がある場合は、これがないと話にならないレベルですね。

今回はフリーホルソーのおすすめと使い方を紹介していきます。

フリーホルソーとは

フリーホルソーとはボードに円形の穴をあける工具となります。

用途としては、ダウンライト型の照明器具、非常照明、スピーカーなどの器具を取り付ける際の穴あけに使用します。

回し引きと違い自動で刃を回転させ開口していくので、大幅な時間短縮となり仕事の効率化へと繋がる優れものです。

 

フリーホルソーの優れた点

●穴あけが早い

とにかく開口スピートが早いです。

回し引きを使用する場合は、円形の墨出しから開口を考慮すると10倍どころではない差がでると思います。

●ボード粉が飛びにくい

刃の周囲にカバーがありますので、開口した際に出るボード粉が飛び散りにくいです。

ボード粉はカバーの中に溜まりますのでそのままゴミ箱へ捨てることができ、わざわざ大量の粉をほうきで掃除する必要がありません。

また、カバーは透明になっていますので中の状況が確認できるようになっています。

ただ、完璧に飛び散りを防止できる訳ではなく多少の粉は発生しますので、避けながら穴あけするか保護メガネの着用をおすすめします。

●開口寸法を調整できる

普通のホルソーですと調整はできませんので、何個も所持し付け替えなければできませんが、フリーホルソーは開口寸法を調整可能です、

一つの工具でたくさんの開口サイズに対応することができます。

●開口深さを調整できる

回し引きやホルソーでボード開口する場合、天井裏の配線を誤って傷付けてしまうことがあります。

フリーホルソーは刃の深さを調整できるので、ボードの深さくらいに調整すれば深く入りすぎることがないのでケーブルを傷つける心配がありません。

また、天井下地が開口されていない場合、刃が下地にあたって刃が損傷するといったことを防げます。

●ボードの取り除きが容易

普通のホルソーでボード開口した後、ホルソーの円の中にボードの切った部分がはまってしまい、なかなか取り出せないといった経験はないでしょうか?

フリーホルソーの場合は2本の刃が回転する構造となってますので、ボードくずを容易に取り出すことができます。

 

おすすめフリーホルソー

フリーホルソーはラインナップ、オプション品の豊富さから未来工業をおすすめします。

未来工業は、ケイカル板対応の刃や防塵クッションの取り替えが可能です。他メーカーは合板やケイカル板に対応していません。

また、同じ未来工業から開口穴を広げることのできるパイアップ治具も販売されています。

状況に応じて使い分けが必要になることもありますが、ほとんどの状況でFH-150で対応可能です。

未来工業 FH-150

スペック

・切削径(φ47~φ150)

・切削対象材・・・合 板(深さ12mm迄)、せっこうボード(深さ25mm迄)

・シャンク径(φ10)

・センタードリル径(φ6)

・付属品・・・替刃2枚、掃除用ハケ付、FHスパナ

FH-150は一番オーソドックスなフリーホルソーとなります。最近は照明器具、スピーカー共に小型化が進んでいますのでこれ一つでほとんどの状況下で対応可能となります。

つまみ一つで両刃同時に調整できますので、開口寸法の変更が楽チンです。

ダウンライトは100φ前後が一番多いので、150φまで開口できるFH-150で十分かと思います。

深さも25mmまでいけますので、12.5mmのボード2枚貼りまで対応できますね。

状況によっては開口できない場面もありますので、その際は下記2種も検討してみてください。

未来工業 FH-350

スペック

・切削径(φ100~φ350)

・切削対象材・・・せっこうボード(深さ25mm迄)

・シャンク径(φ10)

・センタードリル径(φ6)

・付属品・・・替刃2枚

FH-350は350mmまで開口できます。状況としては少ないですが、吹き抜けの高天井など大型の器具設置の際に重宝します。

以前はスピーカーが3200φでしたが最近は150φが主流となってきました。

そのため150mm以上のボード開口はほとんど使用することがありませんので、200φ250φまでのラインアップもありますが、大は小を兼ねるということでもし購入するとしたらFH-350をおすすめします。

未来工業 FH-125F

スペック

・切削径(φ47~φ125)

・切削対象材・・・強化せっこうボード(深さ45mm迄)

・シャンク径(φ10)

・センタードリル径(φ6)

・付属品・・・替刃2枚、掃除用ハケ付、FHスパナ、ダストカバー

FH-125Fは深型となっており、深さ45mmまで開口可能です。

状況としては少ないですが、耐火壁、遮音壁などの分厚い壁に器具を設置する際に重宝します。

合わせて使いたいアイテム

FH-1KH

購入時付属の刃はボードのみ対応ですので、ケイカル板の開口にはこちらの替え刃が必要となります。

 

FH-10K

付け替えようの防塵クッションです。

ボロボロになったらとりかえましょう。

特に仕上がり面には気を使わないといけない部分です。

 

フリーホルソーの使い方

フリーホルソー各部名称

①開口寸法の調整

まず締め付けつまみを緩めます。

締め付けつまみは刃の駆動部を調整する部分です。

フリーホルソーつまみ調整方法

つまみが硬い場合は付属品のFHスパナやウォーターポンププライヤーを使って緩めましょう。

緩んだらフレームに目盛がありますので調整つまみを使用し開口したい寸法値に矢印を合わせます。

100φなら100の位置に矢印がくる感じですね。

FH-150とFH-125Fは一つのつまみで両側の刃を調整可能ですが、FH-350はつまみが二つあり別々に調整しないといけませんので注意しましょう。

調整できたら締め付けつまみを強めに締め付けてください。

締め付けつまみは開口途中で緩んでくることがありますのでかなり強めに締めましょう。

心配であればプライヤー等でがっちり締めてしまっても大丈夫です。

注意ポイント

締め付けつまみはがっちり締める

②開口深さを調整する

フリーホルソーの根元部分にスケール受けという調整できる部分があります。

ボードの厚みの数字を矢印に合わせ調整します。

深さつまみ調整方法

ボードの厚みぴったりの数字だと最後まで開口できない場合がありますので、一度開口してから徐々に深くしてみてください。

一度に深くしてしまうと、天井裏の障害物に刃が当たる可能性があります。

注意ポイント

天井裏に注意しながら深さ調整する

③充電ドライバーに取り付ける

各所調整が終わりましたら、充電ドライバーに取り付けます。

ここで注意していただきたいのが、振動ドリル(縦振動)やインパクト(横振動)では絶対に使用しないでください。

振動やインパクトがかかると、フリーホルソーの破損や調整つまみが緩む原因となります。

また、ボードの仕上げ面もバリが出て汚くなってしまします。

振動ドリル等をやむなく使う場合は必ずドリルモード(回転しかしない)で使用します。

注意ポイント

充電ドライバー(回転しかしないドリル)を使用する

④穴あけ作業

充電ドライバーの穴あけが完了しましたら穴あけです。

まず、開口したい位置にダウンライトの芯を墨出しします。(地墨があればレーザーを使う)

墨の位置にセンタードリルで穴を開けそのまま押し当て、フリーホルソーの防塵クッションがボード面にぴったり当たるようにします。

そのまま刃を押し当てていくのですが、最初は刃がボードの表面をかすめるようにゆっくりと当てていき、ある程度刃が入ったら強く押し付けていきボードを開口していきます。

注意ポイントはボード面に対し直角に押し当てます。

開口中は深さ目盛がずれる恐れがありますので、フリーホルソーを持たず充電ドライバーをしっかりと持ってください。

何十、何百と穴あけ作業を繰り返していくと調整つまみが緩んでいくことがありますので、たまにスケールで刃の外面と外面の寸法を確認することをおすすめします。

また、下地に当たった場合も同様に刃がずれている可能性がありますので、下地に当たった瞬間にスケールで確認しましょう。

注意ポイント

・最初はゆっくりと

・ボードに対し直角に押し当てる

・開口中はフリーホルソーを持たない

・たまに刃の寸法を確認する

・下地に刃が当たったらすぐに寸法を確認する

その他の注意事項

ボードが仕上がっている場所にダウンライトを増設する場合など、仕上がり面の汚れに注意しましょう。

フリーホルソーの防塵クッションにボード粉がついたまま仕上げ面に使用すると天井が汚れてしまします。

特に色付きのクロスやペンキ仕上げでは汚れを落とすのが困難ですので、防塵クッションが綺麗な状態で使用するようにしましょう。

 

フリーホルソーの手入れ

手入れは付属のハケや柔らかい布で粉を取り除いていきます。

基本的にはこれだけで問題ありません。

意外かもしれませんが、オイル系と注入はメーカーで禁止されています。

また、水洗いもサビの原因となりますので厳禁です。

 

最後に

簡単便利なフリーホルソーですが、意外と注意事項が多い印象ですよね。

特に締め付けつまみの緩みには最新の注意をはらって作業していただきたいと思います。

この記事が現場のお役に立てれば幸いです。

それではまた、ご安全に!

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