施工要領

C型はさみ金具の使い方を紹介!壁裏が狭い場所のコンセント設置に便利!

コンセント増設や狭い壁裏に便利な「C型はさみ金具」の紹介をします。

用途や施工方法まで詳細に説明していきます。

C型はさみ金具とは

C型はさみ金具は、Panasonicから販売されている、コンセントを壁に取り付ける際に使用する金具です。

Cのような形をしていること、金具とコンセントを挟んで使用することからこのよう名前となっています。

新築工事や新しく壁を建てる場合は、コンセントやスイッチを取り付ける箇所に事前にボックスを建て込みます。

この、建て込みを忘れてしまった場合に使用します。

また、仕上がった後の壁にコンセント等を増設する場合は、当然ボックスがありませんのではさみ金具を使用してコンセントを取り付けます。

上記のようにスイッチボックスがない場合のコンセント取り付け方法として、後から設置できるパネルボックスを使用する方法がありますが、パネルボックスの場合は壁の裏にボックス分のスペースが必要になります。

C型はさみ金具の場合は、金具分のスペースで済むので壁裏が狭くてもコンセント等を設置することが可能です。

GL工法のような壁は、壁裏スペースがかなり狭いのでC型はさみ金具が活躍します。

・スイッチボックスを建て込み忘れた場合に使用する
・配線器具を増設する場合に使用する
・GL工法などの壁裏にスペースがない場合に使用する

1個用はさみ金具(WN39929)の使い方

一個用のC型はさみ金具

まずボックスのボード開口のサイズですが、パネルボックスと同サイズになります。

レベル水平器を使用した、パネルボックスと同じ方法です。

下の記事で紹介してますので参照ください。

ボード開口の方法

ボード開口後の、ボックスがない状態の壁はこのような状態かと思います。

一個用のボード開口状況

先に電線の被覆を剥ぎ取り、配線器具を電線に接続してしまします。

コンセントに電線を接続した状況

次に、C型挟み金具と配線器具の上側のみ付属のボディビスで仮付けします。

先に配線器具を付けておけば、はさみ金具を壁裏に落とす心配がないのでおすすめです。

この時、C型挟み金具の表面に「表」と刻印されている方を表にします。

また、この時点ではできるだけ金具にビスを締め込まないで緩い状態にします。

はさみ金具のネジ受けにビスが少しかかるくらいで大丈夫です。

C型はさみ金具の「表」表示
コンセントにC型はさみ金具を取り付けた状況
C型はさみ金具のビス止め状況

配線器具にはさみ金具を片方だけつけたら、はさみ金具のビスを付けてない側をボードの開口部に差し込むように入れていきます。

C型はさみ金具を開口部に挿入する状況

そのままはさみ金具を全部壁裏に入れ込み、はさみ金具と配線器具でボードを挟むような形にします。

その状態で上部のボディビスを軽く締めます。

配線器具が本当に軽く固定されるくらいで大丈夫です。

コンセントをビスで締め付ける様子

これで配線器具が軽く壁に固定された状態になりますので、次は下側のボディビスをつけていきます。

下側のはさみ金具の受けネジが壁の裏に隠れていると、取り付けることができないので、その場合はマイナスドライバーなどを突っ込んでずらして調整しましょう。

受けネジは少し見づらく少し難しいですが、横の隙間から覗いたりして頑張ってビスを取り付けます。

C型はさみ金具をマイナスドライバーで調整する様子

しっかりネジにかかってることを確認して締めていきます。

この時点では軽くかかるくらいで大丈夫です。

コンセントを横から覗いた様子

水平器で水平を見ながら、上下のビスを本締めします。

あまり締め込みすぎると取り付け枠が凹んだり、ボードに食い込みますのである程度器具が動かない程度で止めておきましょう。

コンセントを水平器で水平をあたっている様子

最後にプレートを取り付けて完成です。

コンセント取り付け完了状況

2個用はさみ金具の使い方

2個用C型はさみ金具

2個用のボックスが建て込まれていない、ボード開口部はこんな感じですね。

2個用のボード開口部状況

まず、はさみ金具を差し込むようにボードの開口部に入れていきます。

このとき、金具を下に落とさないように注意しましょう。

一個用と同様に「表」と刻印されている面を表にします。

2個用はさみ金具をボード開口部に挿入する様子

はさみ金具をボード裏に入れたら、上下のビスがボードの裏に隠れない位置にし、左右の爪を手前に持ってきてはさみ金具をボードに固定します。

2個用はさみ金具を爪を使ってボードに固定している状況

この状態で、ケーブルに配線器具を取り付け、普通にコンセントを取り付ける要領でビスを締め付けます。

コンセントをボディビスで締め付けている様子

最後にプレートを取り付けて完成です。

C型はさみ金具を使用するにあたり心得ること

C型はさみ金具を使用するにあたって注意することがあります。

C型はさみ金具を使うことを前提として工事をしないで欲しいのです。

あくまで、配線器具の増設やボックスの仕込み忘れのみの最終手段としましょう。

はさみ金具は、配線器具と金具でボードを挟むことによって固定します。

そのため、配線器具はボード自体に支持されるということです。

コンセントに挿したコードに重いものが仮に落ちたりすると、弱いボードは破損する可能性があります。

そのようなことから、基本的に配線器具の設置は、下地材に支持したボックスに取り付けます。

また、配線器具に接続するためのケーブルは剥ぎとりますのでIV線(電線)がむき出しになります。

基本的に電線の露出部分はあってはいけませんので、ボックスで保護する必要があるのでC型はさみ金具の施工はグレーな部分があります。

以上のことを心得て施工をしていただきたいと思います。

・はさみ金具はボックスなし、ボード支持の施工となる
・はさみ金具の使用は最終手段!
・基本はボックスを建て込む

はさみ金具を壁裏に落としてしまった場合

特に二個用のはさみ金具を使用する際は、壁裏に金具を落とす可能性があります。

また、配線器具を壁から取り外す際に、はさみ金具で付いていると知らずに勢いよくビスを外したら「カラン」と音がして落ちてしまったなんてこともあるかと思います。

ボードの開口部が低い位置でしたら、手を突っ込めば取れるかもしればせんが、深い場合は先端にマグネットが付いたスケールを使うのがおすすめです。

スケールを伸ばして先端を下に挿入していきます。

スケールをボード開口部に挿入している様子

先端のマグネットに金具がくっついた感触があったら、慎重に上にあげます。

スケールのマグネット部分ではさみ金具を拾い上げる様子

壁裏に断熱材などの障害物がある場合はうまくとれなかったりしますので、そのときは割り切って新しいものを用意しましょう。

高いものではないので余分に用意しておくといいですよ!

まとめ

建て込み忘れや配線器具の増設などのいざというとき非常に便利な、「C型はさみ金具」の紹介でした。

とても便利ですが、最終手段と心得、基本はボックスを建て込むようにしましょう。

ただ、急に必要となることもあり、かさばるものでもないので、工具バックに入れておいてもいいですね。

それではまた、ご安全に!

-施工要領